「21階でございます」

21階?

一瞬戸惑ったけれど

足早に降りたそこは

うす暗く奇妙な空間だった



怖くなった真唯はあわてて

閉まりかけた

エレベーターのボタンを押した

が・・

間に合わなかった

うそ・・

ドアは閉まり

あっという間にエレベーターは

下がっていった