そのあと、私は智花と別れて家に帰った。
家に帰ってから、智花にメールで聞いたこと。
『颯斗の彼女は、他校ってことしか知らない。』
ーーーたったこれだけ。
だけど、他校ってだけで、
ちょっと彼女に…勝った気がしている。
私って、本当にバカなんだ…。
---次の日---
「智花おはよぉ。」
「おはよ風華。もう颯斗来てる。
聞くなら早めがよくない?」
…なんで、私がしようとしていることわかったの……!?
「ばーか、顔に出てるわい。」
へっ、うそ。
って、また思ってること…!!
「声出てるから!
んなことより、はよ聞いてこいー!」
焦れったいのか、智花はせかすせかす。
でも、智花なりの優しさだよね。
智花ありがとう。
