「颯斗………?」
「…7月16日、ご臨終です……」
嘘でしょ………?
「私…颯斗になにも言ってない
ありがとうって言ってない
ごめんねって言ってない
……すきって、言ってないよぉ…!!」
何も…何も言ってないよ。
すきって言いたかった。
ずっと、ずっとすきだったんだよって言いたかったのに。
「本当のバカは…私じゃん……。」
涙が止まらなかった。
私が早く告っておけばよかったのに。
そしたら、後悔なんてしなかったのに。
「颯斗くんに伝言頼まれたよ」
「え……?」
お医者さんに伝言…?
颯斗が言いたかったことに関係してる…?
「颯斗………に頼まれたのって…」
お医者さんは、ゆっくりと口を開いた。
