「きゃあああああああ!!!」




キキーーーッ


ドンッ…




鈍い爆弾音みたいな音が、道路に響く。



「はや…と?」



「ふ………………う……………


怪我…は………」




「は…?

バカ…!!!なに私をかばってんの!?

私のこと、ほっといてよ…!!
なにひかれてみてんの!?
かっこつけてないで、ちゃんと反応しなさいよ…!!

颯斗…!!」




風華………

泣くなよ。



こんなこと言ったら、またかっこつけてるとか言うんだろうな。




だんだん、だんだん



風華が俺の名前を呼ぶ声が遠のいていく。




風華………………



俺ーーーーーーーー…。