小さい頃の約束、守れるかな。
両思いになった瞬間に遠くなって。
距離は離れたとしても、心は繋がっていられるかな。
『俺は絶対っ、離れるつもりないからなっ!!』
わたしが昔首飾りを渡して『ずっと一緒だよね?』って聞いたきに、赤くなりながら優真が言った言葉。
優真は小さい頃から毒舌だけど、一度だって嘘をついたことがない。
信じていいよね?
わたしが強く手を握ると、優真はわたしの顔を一瞬見てすぐに違う方を向いた。
「離したくなくなるだろうが、バカ……」
わたしより強く握り返した手。
甘い甘い、幼馴染では聞けなかった声。
赤くなった頬。
その全てが『大丈夫』と言ってくれている気がしたーー………。
「ずっと、離れない。約束ね?」
貝殻に込めた、この先の未来と願い{ヤクソク}