「ホント。アリサはお兄ちゃんの誕生日プレゼント買いたいって言うから付き合っただけ」
「じゃあ、何もないの……?」
真っ直ぐに優真の目を見る。
するとあいつは目を逸らした。
「告白はされたけど……」
「ほらね」
女の子は好きな人落としたり一緒にいるためならどんな口実だって使うんだよ。
っていうかこの口調からしてあいつはアリサの想いに気づいてなかったってこと?
モテるはずなのに、意外と鈍感。
そう思うと少し笑ってしまいそうになった。
「お前だって今俺の前でされただろうが!!」
わたしが何を考えているかバレたのか、あいつは赤い顔で反論してくる。
「それとこれとは別ー」
だってあれは予想外過ぎて。
まさか明智がわたしのこと好きだったとは。

