貝殻に込めた想い【短編】



涙が溢れそうになって、それを隠すように無理矢理ひきつった笑顔を作ったけど、その笑顔は一瞬にして崩れた。


堪えきれなくなって一気に言葉を捲し立てる。



「バカゆーまのバカ。バカバカ。何で女の子と一緒に何かいるの?何で、彼女なんか作るの!?バカ、本当にバカ」


「好きだよバカ!!」



あっ……やばい。


つい勢いで……。



「はっ!?ちょっお前今なにいった!?っていうかバカバカ言うな!!好き!?俺も好きだよ!!彼氏いるんじゃねーのかよ!!」


「「ハァ……ハァ……」」



一気に喋り過ぎたせいかお互い息がキレキレ。


っていうか……今好きって言った……?


聞き間違い?


いつもの冷たい口調とは正反対だから驚いて、言葉を都合のいい方に聞き取ったのかもしれない。



ほら、幼なじみとしてかもしれないし。



自分の頬をペチペチと小さく叩く。