貝殻に込めた想い【短編】



分かってたけどあいつは冷静というか何というか。


少しだけ寂しくなる。



「彼氏とは同じ高校?」



彼氏……って。



「何言ってんの優真」


「優真こそどうなの?」


「俺に彼氏いないし」


「違うよ!!彼女!!」



ぶっきらぼうな口調でとぼけたようなことを言うあいつに苛立ちを覚えてつい、大声を出してしまう。


自分から聞いたくせに、本当は彼女の話題出したくなかったな――……なんて。



「彼女いねーし」


「照れ隠ししても分かるんだから」


「いねーって」