殺戮都市

恵梨香さんに抱き締められたまま、二人一緒に柱まで弾かれる。


体勢を入れ換えて、恵梨香さんが柱に激突して俺へのダメージを軽減してくれているけど……こんな事をしていては死んでしまう!


「え、恵梨香さん!俺の事は良いから早く離れて!」


二人分の重量が柱に打ち付けられているんだ、大丈夫なはずがない。


「ダ、ダメだ!私はこの戦いで何の役にも立てない……だったら、少年を守ってやるしかないじゃないか……」


そんな風に思ってたのか……。


だから俺とおっさんが戦っている時にも手を出せずに、見ている事しか出来なかったんだ。


自分ではレベルが違い過ぎると体感して。


だけど……こんな事を俺は望んでいない!


「俺が恵梨香さんを守りますから!無茶しないで!」


レベルを10上げる強化用武器を取り出し、日本刀のレベルを50に。


そして、さらにレベルを倍にする強化用武器を日本刀に合成して……俺の日本刀は、レベルがMAXになると共に、淡い光を放ち始めたのだ。


これでどうにかなる……のかどうかは分からない。


だけど、クイーンに認められる可能性があるとすれば、これしか方法がなかった。