殺戮都市

クイーンの前で端末を取り出す事自体が危険な行為だけど、そんな事を言っている余裕はない。


右手に日本刀を構えながら、左手で端末を操作する。


チラリと画面を見てみると……ソウルが丁度20個ある。


ここに来る前にガチャをしたのに。


どうして数が増えているんだ?


そう思ってクイーンを見た俺は、その視界に入ったビショップの頭部に気付いた。


……そうか、ビショップは死んでいなかった。


弱ったこいつを、クイーンの攻撃で弾かれた俺が殺したという判定でソウルが増えたのか。


それにしてもさすがはビショップと言うべきか。


こんなにソウルを持っているなんて。


偶然に偶然が重なって、俺の武器を強化してくれる条件が揃った。


いや……これは必然なのか。


端末を操作し、ガチャを実行して光の渦を出す。


素早く日本刀を放して、その渦の中に手を入れて引き抜いたのは……ホッケーのスティック。


強化の為の武器だ、出来ればレアリティが高い方が良いけど、どんな武器だって構わない。


スティックを放し、次の武器をと光の渦を出した時だった。















クイーンが、ゆっくりと手を上げたのは。