殺戮都市

最初に斬り掛かった時と……何も変わらない!


日本刀はクイーンに当たらずに、何かに阻まれて動きを止める。


おっさんの槍もそうだ。


先端が尖っている分、俺の日本刀よりも有効かなと考えたけれど……そんな事は全く関係ないようだ。


「ダメだ……攻撃が通らない!」


全力で攻撃しているのが分かる。


腕がプルプル震え、止められてもなお押し込もうとしているのが。


それでもバリアを突き破るには至らないのだ。


「何度やってもダメだ。お前達は認めるに値しない」


「認める認めないうるさいんだよ!俺達はお前に認められたくてここに来たんじゃない!」


「だが、お前達の力ではここから先には進めない。私が認めなければな」


クイーンが冷たい視線を俺に向け、目が合った瞬間ゾクッと背筋に悪寒が走る。


圧力ではない、何か別の恐怖を感じて、俺は慌てて後方に飛び退いた。


それを見たおっさんも、すぐに飛び退こうとするけど。












本当に一瞬。


僅かな差だった。


俺よりも、ほんの少しだけ飛び退くのが遅れたおっさんの背中から、クイーンの腕が姿を現して……その手に握られていた肉の塊から血が噴き出したのだ。