殺戮都市

「最後にとんでもないやつが出て来たな……どんなに身体が大きくても、ダメージがある分他の怪物の方がマシだな」


「ああ、全くだね。僕の全力攻撃で本体にかすりもしないんじゃ……手の打ちようがない」


ひとしきり攻撃が終わり、クイーンから距離を取った俺達。


攻めれば攻めるほど、どうしようもない絶望感に襲われる。


このまま戦っていても、俺達では絶対に勝てないんじゃないかと。


「その程度の力しか持たないお前達を認めるわけにはいかない。元より誰も、主に会わせるつもりはない」


冷淡な視線を俺に向け、何の感情もこもっていない言葉を俺達に投げ掛ける。


「嘆いていても仕方がない。不満を理由に諦めるくらいなら、最初からここには来ていないさ」


恵梨香さんの言葉は、俺に次の行動を示してくれる。


と、同時に退路も完全に遮断してしまうわけだけど。


まあ、ここまで来て逃げるつもりもないし、奮い立たせてくれるならそれで良い。


「真治君は、どう戦うべきだと思う?」


おっさんがそう尋ねるけど、きっと俺は望んでいるような答えを出す事は出来ない。


「攻めて攻めて……なんとか攻略方法を見付ける!」