殺戮都市

当然戦闘はまだ続いていて、おっさんの仲間達は戦っているのだ。


「皆、助かったよ。俺一人じゃ勝てなかった」


「あんた一人でどんなやつにでも勝てるとか思ってるんじゃないでしょうね?今のあんたなんて、その気になればいつでも殺せるんだから」


確かに、ルークの腕を切断した時に、俺ごと叩き斬ろうとしていたよな。


相当危なかったけど、あの殺気がなければやれなかった。


少しでも俺の事を考えて力を緩めていたら、きっと腕を切断する程の力は発揮できなかっただろう。


……考えると何だか複雑だけど、あれはあれで良かったんだ。


「さあ、話してないで行くとすっか。目標はこいつじゃねえだろ。真治が目指してんのは……あれだろ?」


そう言って、クイッと親指を立ててバベルの塔を示した隼人。


ルークを倒したからって、それで終わりじゃない。


こいつは、他の人達が被害に遭わない為に始末しなければならない存在だっただけで、そもそもバベルの塔に行く事だけ考えたら、無視しても良かったのだ。


「あの……だからさ、もう戻っても良いかな?仲間がだね……」


「おっさん、俺も行くよ。ナイトくらいなら、俺が始末して行く」