殺戮都市

苦しむルーク。


だけど、俺達を殺そうと、目を血走らせて必死に噛み付こうとする。


手負いの獣……腕がないとはいえ、この巨大な牙でかみつかれたら間違いなく殺される。


なかなか近付きにくいな。


まあ、近付けないってわけじゃないけどさ。


日本刀を持った俺の動きは、ルークの噛み付きよりも速い。


他の三人はそうはいかないだろう。


だからまずは俺が斬りかかって動きを止める!


噛み付こうとして、口が閉じた瞬間。


俺は素早くそれを横に回って避け、振り上げた日本刀を思い切りその口に向かって振り下ろした。


文字通り、一刀両断。


横になっていた犬のような口は、俺の日本刀の一撃で、下顎の部分がスパッと切断されたのだ。


「グオオオオオオッ!!」


痛みに悶える暇なんて与えさせない!


駆け寄ったおっさんの槍が、左目を貫く。


間髪入れず、明美さんの斧が頭部に襲い掛かる。


ボコッという、何かが粉砕された音と共に、そこに隼人の矢弾が撃ち込まれ、ルークの頭蓋骨の一部がボロリと崩れ落ちたのだ。



もうすでに、次の攻撃を加えようと、明美さんの背後に回りこんでいた俺は……その部分に、日本刀を突き刺した。