殺戮都市

そんな俺に合わせるように槍の先端を向けるナイト。


こうしているだけで、俺が仕掛けられないとでも思っているのだろうか。


猛スピードで突っ込むやつを迎撃するには、確かに良い方法かもしれないけど。










そんなの、俺に通用するかよ!


日本刀を構えたまま棍を取り出して、ナイトの槍を弾いた俺は、その懐に飛び込んで日本刀を下方から上に斬り上げる。


その動きに何とか反応して、慌てて盾を構えようとするナイトだったが……。


俺の一撃は早く、重く、容易にその腹部を切り裂き、頭部を真っ二つに両断したのだ。


切断面から、大量の血を辺りにばら撒きながら倒れ込むナイト。








あれだけ苦戦したナイトを……たった一撃で仕留める事が出来た。


昔とは、武器レベルも身体能力も違うという事なのだろう。


それに、今からバベルの塔に行こうってのに、一匹で苦戦なんてしてられないから。


「そう簡単に喰えると思うなよ!」


端末を取り出し、ソウルが増えたのを確認してから、俺はこの場を後にした。


今みたいに、もうナイトに喰われてしまう人だっている。


どうせ行くなら、もっと早く、人が死ぬ前に行かなければ。