殺戮都市

木部の言葉は本心なのだろうか?


そんな事を言って、俺が隙を見せた瞬間襲い掛かるかもしれない。


「こうなる事が分かって、これだけの人を集めったっていうの?人が死ぬのが分かってて」


久し振りに武器を握ったのか、大山田の汗が凄い。


冷や汗なのか、運動不足なのかは分からないけれど、この人は色んな意味で存在感が凄い。


「いくら俺の知り合いだからって、素直に言う事を聞く人間ばかりではないと分かっているでしょう。かつて大山田さんが松田さんの命令を無視して、彼らを支えたようにね」


「ぬう。確かにそうね。何も反論出来ないわ」


勝手に占拠してるとは言え、店の前に死体の山が築かれたんだぞ?


反論くらいしても良いと思うけど。


そんな事を考えている間にも、死体は光の粒へと姿を変えて行く。


この人達は、俺と違ってすぐにどこかで生き返るだろう。


俺達に殺されて、協力なんてしてやるかと思うかもしれない。


だけど、それはそれで仕方ない。


元々こんなに集まると思っていなかったのだから、半分くらいに減ったとはいえ、想像以上の人員が確保出来たのだから。


後は……南軍とタイミングを合わせて中央部に突入するだけ。