殺戮都市

ビリビリと腕に伝ってくる衝撃。


俺の横に振り下ろされたハンマー。


辛うじて初撃を回避する事が出来たけど……棍にヒビが。


やはり、星5レアに対抗するのは無謀だったのかと、自分の考えが甘かった事を知った。


「今、何したんら?そんなひょろっちい棒で俺の攻撃を防いだろか?」


すぐさま地面にめり込んだハンマーを抜き、肩に担いだ中川。


両手で柄を握り締めてるから……次の攻撃を放とうとしている!?


まずい、ヒビが入った棍では次は防げないかもしれない!


嫌だけど……あまり使いたくはないけど!
















棍を手放し、攻撃のモーションに入った中川よりも速く、俺は日本刀を引き抜いた。


瞬間、中川の動きが手に取るように分かる。


ハンマーをどこに打ち付けようとしているのか、どれくらいの力で……という予想まで。


素早く右前方に飛び込んだ俺は、刃を返していわゆる「峰打ち」の状態で、中川の脇腹に日本刀を叩き付けた。


ハンマーを振り下ろした直後で、力が弱まった所に入った峰打ちがカラダにめり込む。


だけどそれは、大したダメージを与えるわけでもなく、ただ、表面を撫でた程度の物だった。