殺戮都市

こんな事になるなら、あの三人がいる時にやっておけば良かった。


まさかこんな事になるとは思わなかったから、他に武器が一つもない。


すぐさま引いたガチャ。


端末から白い渦が現れて、これは星3レアだと分かる。


どのアプリでも思う事だけど、「レア」という名前が付いているわりにはレアリティが低いよな。


レア=ゴミという図式が成り立つほど、レアという言葉を安売りしている。


渦の中に手を突っ込んで掴んだ武器。


ゆっくりと引き出すと……現れたのはアイスピック。


……こんな、そこらの店で簡単に手に入りそうな物がレアだって言うんだからやり切れない。


残るソウルは29個。


せめてもう少しマシな武器がないと、怪物から身を守る事も出来やしない。


あと一回、あと一回とガチャを引くのは、この街でも変わらないな。


溜め息を吐きながら弾き続けて、五回目のガチャ。
















端末から現れたのは……金と銀に輝く渦だった。
















その瞬間、俺の心臓がドクンと大きく動いたのが分かった。


これは、少なくとも星4レア以上の渦だと分かったから。