殺戮都市

……そんな設定、あったな。


言われてみれば思い当たる節はある。


さっき出会った木部もそう。


確かにあいつは強くなっていたけど、それは俺がアタッカーのままだったからって事か。


自軍にいる事よりも、他所の軍にいる事の方が多かったから特に気にした事もなかったけど、俺は不利なスタイルで戦ってたんだな。


「いやいや、ちょっと待ってよ。アタッカーのままで矢を弾いたっての?はぁ……何か自信なくなるよ」


「それだけ真治が強いって事だろ。星5レアなんてさ、俺が100人いたって勝てないよ。まあ、隼人なら善戦はするんじゃないかな?」


楓さんと秀樹が口々に話すけど、俺は隼人にタイプの設定を教えてもらいながら端末をいじっていた。


アタッカーからディフェンダーに。


頻繁に切り替える人間はフリーファイターの方が良いと言われたけど、俺には特に必要ないかな。


北軍に入る時には、またアタッカーに切り替えなければならないけれど。


話している間にも、右肩の傷がゆっくりと塞がっている。


自軍にいる時の高速回復は、やはり格段に早かった。


痛みはあるけど、少しくらいなら腕を上げられるくらいには回復していたのだ。