殺戮都市

「はぁ……はぁ……なんて無茶をするガキだよ、あのビルから飛んだのか!?」


俺を助けてくれた……と言って良いのだろうか?


その中の一人の男が俺を見ながらそう尋ねた。


「あんたも見たじゃない、あんな所から飛んで来たから、てっきり敵の奇襲だと思ったんだけど」


助けてくれたのは三人の男女。


男……女?


顔立ちは整っていて、化粧でもすれば美人なんだろうけど、筋肉質でそこらの男なんかよりずっと強そうだ。


「坊主、どうしてこんな無茶をしたんだ?屋上にいたのが俺達だから良かったようなものの、問答無用で襲って来るやつもいるんだぞ?」


「問答無用で肩を射抜かれたんだけど……これでマシなの?」


ズキンと痛む右肩を押さえて、三人を見上げた。


悪い……人達ではなさそうだけど。


いきなり撃って来た人達を信じるほど、人間が出来ているわけじゃない。


「そいつはすまんかったな。ほら、さっきまで戦闘だっただろ?北軍の残党がまだうろついてるんじゃないかって思ってさ。悪気はないんだぜ?俺達だって不意打ちなんてごめんだからよ」


三人の中のリーダーっぽい大柄の男が、俺に手を差し出してニッと笑って見せたのだ。