奈央さんもそれに気付いたのか、移動速度が少し早くなる。
生きているなら、一刻も早く殺してしまおうと思っているのだろうか。
俺じゃないんだ、きっとそうなんだろうな。
まだ覚悟も何も出来ていない状態で飛び出した大通り。
動いていた人にとどめを刺そうと、奈央さんが俺の手を離してどこからかナイフを取り出して左側を見ると……。
そこには、生きた人ではない、死体を貪り喰う怪物「ポーン」の姿があったのだ。
動いていたと思われたのは、このポーンが両手で掴んで喰らい付いていたから。
「こ、こんなに早くにポーンが……真治君、逃げて!」
胸から上を失った死体を放り投げ、俺達を睨み付ける怪物。
俺をかばうようにして立った奈央さん。
またに喰われるのか……と、恐怖すると同時に、人じゃないならと思い、俺も日本刀を構えた。
勝てるなんて思ってはいない。
脚が震えて、逃げたとしても追い付かれてまた喰われるだろうという事は嫌でも分かるから。
「う、動けるなら奈央さんが逃げて!」
俺よりもずっと大きな怪物を前に身がすくんでいた。
生きているなら、一刻も早く殺してしまおうと思っているのだろうか。
俺じゃないんだ、きっとそうなんだろうな。
まだ覚悟も何も出来ていない状態で飛び出した大通り。
動いていた人にとどめを刺そうと、奈央さんが俺の手を離してどこからかナイフを取り出して左側を見ると……。
そこには、生きた人ではない、死体を貪り喰う怪物「ポーン」の姿があったのだ。
動いていたと思われたのは、このポーンが両手で掴んで喰らい付いていたから。
「こ、こんなに早くにポーンが……真治君、逃げて!」
胸から上を失った死体を放り投げ、俺達を睨み付ける怪物。
俺をかばうようにして立った奈央さん。
またに喰われるのか……と、恐怖すると同時に、人じゃないならと思い、俺も日本刀を構えた。
勝てるなんて思ってはいない。
脚が震えて、逃げたとしても追い付かれてまた喰われるだろうという事は嫌でも分かるから。
「う、動けるなら奈央さんが逃げて!」
俺よりもずっと大きな怪物を前に身がすくんでいた。



