殺戮都市

「まあ、まだ殺しは死ねえよ。まずは手足を潰して抵抗出来なくする。拷問して情報を搾り取ってから殺してやるから安心しろ」


その言葉は……人を殺す以上に衝撃的だった。


何かで頭を撃ち抜かれたような感覚に襲われて、俺は何も言えなかった。


「や、やめてくれ……俺が知ってる事なら何でも言うから……」


さっきまで俺に殺意を向けていたのが嘘のように、男は涙を流して懇願した。


「バーカ、そんな苦し紛れの言葉を誰が信じるかよ。死にたくても死ねない状況に置かれて出る言葉しか、俺は信じねえんだよ」


東軍の男の前髪を鷲掴みにして、強引に顔を上げた方、ガタイの良い男。


どれだけこの世界にいれば、こんな風になるんだ。


決してこうなりたくないと思うほど、俺には理解が出来ない状況だ。


「じゃあな、坊主。お前、そんなんじゃ星5レアがもったいないぜ。もっと殺して強くしてやれよ」


呆然と立ち尽くす俺にそう言って、男達は去って行った。















「お、おい!見逃がしてくれよぉぉ!!殺していいから……殺してぇぇぇ」













俺が逃げろと言った時にどうして逃げなかったんだよ。


構えていた日本刀をようやく下ろして、俺は虚しさに打ちひしがれていた。