殺戮都市

日本刀の柄を握って、松田を睨み付けた俺は吠えた。


だけど、どうすれば良いんだ。


松田の余裕と、鞭への恐怖心が合いまって、これ以上攻める事が出来ない。


「馬鹿野郎!先走るんじゃねえ!」


「一人で戦って勝てるはずがないだろう!」


俺と松田の間に、恵梨香さんと中川が割って入った。


二人とも武器を構え、いつでも戦えると言った様子で。


「たった三人で俺を殺そうなんて笑わせる。俺を殺したければ、星5レアを後二人は連れてくるんだな」


それだけいても互角に戦えると思っているのか?


どれだけ自分の力に自信を持っているんだよこいつは。


「俺がメインで戦う。北条と坊主はやつの両サイドから攻めろ。足を止めるなよ?止めたら鞭の餌食だぜ」


当初の作戦も、俺が先走ってしまったせいで変更せざるを得なくなったのか。


「良いだろう。少年、私に合わせろよ」


怒りに飲まれてる俺じゃあダメだって事か?


二人でナイトを殺した時みたいに、連携を取らなければ勝てない相手だって事は分かる。


だけど……俺の意思を無視して動こうとするこの日本刀を抑える事は出来るのか。


それだけが不安だった。