殺戮都市

そしてすぐに戦闘は開始された。


「殺せ殺せ!今日こそあの学校を落とすぞ!」


「うおおおおおっ!死ねや!!」


少し考え込んでいる俺とは違い、気合い十分の西軍のやつら。


「運がなかったな!ここで俺に出会ったお前らは!」


満面の笑みを浮かべて、ハンマーを両手に構えて走り出した中川。


獲物を狩ろうと襲い掛かる西軍のやつらを蹴散らすように、ハンマーを振り上げた。


「隙だらけじゃねえかよ!」


西軍の一人が一番乗りとばかりに飛び出して、中川の胸に短刀を突き刺す。


普通の人間が相手なら、この一撃で終わっているだろうけど……中川にそんな攻撃は通用しない。


「え?」


案の定、その刃は中川の皮膚すら傷付ける事が出来なかったようで、攻撃を加えた男も何が何だか分からない様子で。


「ぶっ潰れろ!!」


そう言って振り下ろしたハンマーが、男を縦に押し潰し、辺りに血が飛び散る。


地面を叩き付けた衝撃が広がる。


まるで、人工の地震を引き起こしているかのように。


「さあ、俺にソウルを稼がせてくれよ!」


続々とやって来る西軍の群れに、そう叫んだ中川が向かって行った。