殺戮都市

その答えを出せないまま、俺は大山田がついでくれたミルクを飲んだ。


珍しく戦闘が長引いてて、開始から二時間以上経つと言うのにまだ終了時間にならない。


「なかなか居心地が良かったぜ。久し振りに旨い酒も飲めたしな。元の世界に戻れたら、本当に店を出した方が良いと思うぜ」


店の外に出た俺達は、見送りで一緒に出た大山田と話していた。


「あら、意外と上手ね、タフガイは。でも、そう言ってくれるのは嬉しいわ。もしも松田さんをどうにか出来たなら、もう一度ここに寄りなさい。祝杯をあげようじゃないの」


一緒に来てくれるかと思ったらそうじゃない。


大山田くらいパワフルなオカマがいてくれたら頼りになるのにな。


「上手く行けば……だな。その時はまた寄らせてもらうとしよう。ありがとう、シェリーママ」


「ほ、北条ちゃん……初めて私をシェリーって……嬉しいわ」


恵梨香さんの言葉で、思わず涙ぐむ大山田。


オカマの涙……見た目が完全におっさんなだけに、なんだか不気味だ。


「プリティボーイも無事に帰って来なさい。それまでここで待っててあげるわ」


「あ、ありがとう」


それ以外になんて言って良いか分からなくて、俺は引きつった笑顔を向けた。