殺戮都市

星4で、動きが読めなくてダメージを受けてしまうんだ。


きっと、あれが星5だったら俺の身体はバラバラにされていたかもしれない。


そう考えると、これ以上無駄な戦いはせずに、松田と話が出来るのならしてしまいたい。


仮に戦う事になっても、三人がかりならなんとかなるかもしれないし。


だけど、そんな事を考えている俺の前にいる恵梨香さんの表情は暗い。


どうしたんだろう。


まさか、自分が相手をすると言った木部を、俺が倒した事がまずかったかな?


「すまないな、少年。もっと早くに言っておけば良かったかもしれない。強くなった少年を見ていると、大丈夫かもしれないと勝手に思い込んでいた」


何だ何だ?


何で恵梨香さんは謝っているんだ?


まさか、俺に言っていない他の目的があるとか?


不安になりながら、恵梨香さんの唇の動きをジッと見詰める。


そして、ゆっくりとその唇が開かれて……。















「達也は……達也の武器は、星5レアの鞭なんだ」















その言葉を聞いて、俺は何も考えられずに天井を見上げた。


明らかに不利な、相性の悪い相手に、どうすれば良いか分からずに。