殺戮都市

俺の日本刀の方が速くて長い。


その差がはっきりと現れた攻撃だった。


振り下ろした日本刀が木部の頭部を真っ二つに切り裂き、木部の脇差は俺の目の前で空振りしたのだ。


ドサリと崩れ落ちる木部。


あっさりと勝利した俺に、恵梨香さんが駆け寄って来た。


「少年……どこまで強くなるんだ。いや、私がまだ弱いだけか」


身体中斬られて、その傷が痛々しい。


「いえ、今のは単純に、武器の性能の差だったと思います。その証拠に、星4レア相手にこれですからね」


そう言い、傷付いた胸を見せる。


恵梨香さんも俺も、ダメージは決して軽くない。


こんな状態で、まだ一人残っている。


「ええええ!?ちょっとちょっとぉ!皆やられちゃったわけ!?どんだけ根性ないのよ!」


中川と戦っていた大山田が、自分以外全員やられたと分かったのだろう。


驚いたように辺りを見回して、ガッカリしたような声を上げた。


「くっ!はぁ、はぁ……さあ、やっと形勢逆転か?随分待たされたぜ」


一人でずっと二人を相手していた中川が、ハンマーを地面に突き立てて呼吸を整える。


相当耐えていたのだろう。