殺戮都市

心が折れそうになるほどの痛みに耐え、俺はようやく浦瀬の懐に飛び込んだ。


激痛に顔を歪めながら浦瀬を睨む俺。


ここまで詰め寄られた事が予想外だったのか、驚いたような表情を見せる浦瀬。


その次の瞬間、俺の日本刀が振り下ろされた。


離れていればやりにくかった相手も、距離を詰めれば勝負は一瞬。


鞭を振り上げた体勢のまま、左肩から右の腹部を切断され、ズルリと身体がズレる。


そして、そのまま地面に崩れ落ちたのだ。


「はぁ……はぁ……痛い……」


何とかやれた。


俺が思った通り、こいつは星4だ。


焦っていてレアリティを確認するのを忘れていたけど、今ならそれがはっきりと分かる。


俺はなんとかなったけど、恵梨香さんと中川は!?


そう思って二人の方を確認すると……すでに井沢を叩き潰して、大山田とのタイマン勝負に持ち込んでいる中川の姿。


そして……ライダースーツを切り刻まれ、血塗れになっている恵梨香さんの姿が、俺の目に飛び込んで来たのだ。


「え、恵梨香さん!大丈夫ですか!?」


決して俺も大丈夫なわけではない。


胸の痛みが強過ぎて、痛み以外の感覚がないのだから。