殺戮都市

「一度試してくる」


そう言って外に出ようとした恵梨香さんに付いて、俺と中川も一緒に外に出た。


階段を上ると、ナイトはいないものの、ポーンが辺りをうろついていて、武器の性能を試すには丁度良い。


「1、2……3匹か。まあ、ポーン程度では実感出来ないかもしれないが、やってみるとしよう」


進化させたトンファーを、早く試したいと言わんばかりに構えた恵梨香さんが、そう言って階段から飛び出した。


標的は、光の壁付近にいる。


接近する恵梨香さんに気付いたのか、ポーンが唸り声を上げ始めた。


いざとなったら助けに行かないと。


日本刀を抜いて、準備をする。


だけど……どうやら、その必要もなかったみたいだ。


同時に恵梨香さんに襲い掛かった三匹のポーン。


恵梨香さんがクルリとトンファーを手の中で回したと思った次の瞬間。


ポーン三匹の上半身が吹き飛び、恵梨香さんは何事もなかったかのようにこちらに戻って来ていたのだ。


「おー、なかなかやるな。まあ、俺のハンマーでも同じ事は出来るけどな」


中川が、笑いながら張り合うけど……つまりそれは、星4レアの進化は、星5レアに迫るという事なんじゃないかと、少し不安になった。