殺戮都市

「ソウルか……今は407個あるな。敵地で絡まれるうちに、自然と貯まったのだが」


……407!?


ガチャが一回で5個使うから、7個残しても80回も出来るじゃないか!


「おいおい、マジかよ。それだけやれば、本当に星5レアを引けるかもしれないぞ」


そのソウルの数に、中川までもが驚きを隠せないようで、前のめりになって恵梨香さんを凝視した。


「そうですよ!それだけ貯まってるなら、残りの星5と星4レアを全部取れるかもしれないですよ!」


見た事もないソウルの数に、恵梨香さんよりも俺と中川の方が興奮している。


「そ、そうか?もしもそうだとしたら嬉しいのだが。上手く行くとは思えないんだ。このガチャってやつは」


元の世界で、スマホアプリで何万も掛けて良いのが出ないなんて良く聞く話だ。


俺もその中の一人で、恵梨香さんが尻込みする気持ちは分からなくもないけど……生死が懸かったこの世界では、僅かな希望にすがり付くしかないのだ。


「それでも……やりましょう。恵梨香さんなら絶対に星5レアを引けます!」


根拠のない発言。


乗り気ではないにしても、恵梨香さんは端末の操作を始めた。