殺戮都市

中川は、そんな暴君を排除しようと、この場所で子供達を守りながら戦闘経験を積んできたのだと教えてくれた。


武器のレベルも17まで上がっていて、俺の日本刀よりもレベルは高い。


どおりであんな凶悪な破壊力があるはずだ。


「松田を殺しに行くって言うなら、俺も手伝ってやる……と、言いたいんだが」


突然の中川からの申し出に、一瞬、恵梨香さんの表情が明るくなる。


だけど、中川はそう言いながらも首を横に振っていた。


「……北条、お前が邪魔だ。俺と坊主の戦いにさえ入れないやつが、あいつとの戦いで何が出来る」


その言葉で、あの強気な恵梨香さんが何も反論出来なくなってしまったのだ。


「そ、そんな事……恵梨香さんがいなかったら、俺は戦えなかった!恵梨香さんは必要な人なんだ!」


慌てて俺が反論するも、頭の中では葉山に捕らえられた姿を思い返していた。


星5レアを相手に、星4レアの恵梨香さんでは太刀打ち出来ない。


中川の言葉は、そんな俺の不安を見事に言い当てていたのだ。


「それに関しては何も言うつもりはないけどな。単純な戦力としての話をしているんだよ。こいつは……戦力外だ」