殺戮都市

「腕に覚えのあるやつは、皆反抗したさ。特に星4レアのやつらはな。だけど達也は……そいつらを皆殺しにした。言葉通り、逆らうやつは殺して『絶対に勝てない』という恐怖を植え付けたんだ」


同じ軍の人間を平気で殺すか。


俺も南軍の人間を殺しているからあまり人の事は言えないけど、恐怖で支配しようなんて考えた事はない。


「だが、恐怖だけじゃない。強い者にはそれなりの地位を与えたんだ。危険を冒してソウルを稼ぐ必要はない。部下に敵を捕らえさせて、無抵抗の人間を殺してソウルを稼ぐ。どれだけ武器を強化されても、自分は負けないという自信があったんだろうな」


恐怖を植え付けた後に、甘い飴を与える。


この手法で皆落とされて行ったのか。


星4レアを従えて、星4レアの人間は星3レアの人間を従える。


そんな図式が、言われなくても頭の中に浮かんだ。


「そして、暫くして現れたのがこの中川だ。偶然同じ軍に、先代の武器を持つやつが現れて、私は少しは期待したんだがな……」


そこで大きな溜め息を吐いた恵梨香さん。


「仕方ないだろ。あの時はまだ何も知らなかったんだからよ」


横になっていた中川が、慌てて口を開いた。