殺戮都市

そいつの仲間である葉山も、同罪だと思っていたから。


「言っただろ。俺はお前に負けたんだよ。だからお前が望む答えは用意してやるつもりだ」


そんな綺麗事……この街で通用しない事は分かっている。


油断させておいて、背後からブスリと行くつもりだろう。


「あの子の事は悪かったな。まさかあんな事になるとは俺も思わなかったんだ」


「……知ってたくせに。もしも本当に知らなかったって言うなら、あの声……あのクソ野郎がどこにいるか教えろよ」


少なくとも、そいつだけは殺さないと気が済まない。


声だけで姿を現さず、隠れている卑怯者だけは。


「……仕方ないか。良いぜ、ついて来な。そこに死神もいるからよ。連れて行くと良いぜ」


そう言って、俺を案内するように歩き出した葉山。


本当に案内するつもりなのか?


それとも罠か。


どっちかは分からないけど、とりあえずついて行くしかなかった。



いつ襲われても反撃出来るように、しっかりと日本刀を握り締めて。


二階から、非常階段を下りて一階へ。


そこからさらに歩いて、従業員以外は立ち入り禁止のドアに入った。