殺戮都市

「マジか……星4武器だぞこれ」


破壊された武器を見ながら、後方に飛び退いた葉山。


星5レアの武器だけじゃなく、星4まで持っていたなんて。


だけど、今の俺にはそんな事は関係ない。


「理沙を返せ!あいつは……人を傷付ける事なんて出来ないやつだったんだ!それなのに……」


俺が殺したんだ。


それは分かってるけど、そうだと認めたくない。


こいつらが理沙を利用して、俺を殺すようにけし掛けたのが原因なんだ。


そうじゃなかったら、いつか理沙を見付けて一緒に歩む事だって出来た!


それを、こいつらが奪ったんだ!


「怒りか、憎しみか、少年の力は。だけどそれじゃあ振り回されるだけだぞ」


砕けた短刀を投げ捨て、葉山が槍を構える。


それに呼応するように、日本刀がピクリと動く。


まただ……前回葉山と戦った時にはこんな反応はなかったのに。


「お前に何が分かる!!怒りでも憎しみでも、お前らを殺せるなら何だって良い!」


頭に血が上っているのが分かる。


冷静になる事なんて出来ない。


槍を構えて、完全にガードの姿勢に入っている葉山に向かって俺は駆け出した。