殺戮都市

俺達の足元に落ちた物……それは、切断された端末の半分だった。


よりによって……日本刀は理沙の端末を捉えていたのだ。


制服のポケットに入れていたのか、丁度そこを斬ったように見えたけど……。


そして、足元で小さな爆発が起こる。













その瞬間、俺の希望が完全に潰えたという事を理解した。














ソウルが……どれだけあろうと関係ない。


端末が破壊されたらそこまで。











「う、うう……うわああああああああああああああああっ!!」










理沙を守ってやれなかった。


それどころか、俺がこの手で殺してしまったんだ。


二度と生き返れないように、端末を破壊して。


悲しみに押し潰されそうになる。


溢れる涙が止まらなくて、これまで一度もこんなに強く抱き締めた事がないというくらいに強く抱いて。


声がかれるくらいに叫んで叫んで。


ずっと抱き締めたいと思っていたけど、こんな風に抱き締めたかったわけじゃない。


悲しみに暮れたまま、俺は理沙の身体を抱えて、近くのベンチへと移動した。


理沙を……休ませる為に。