殺戮都市

俺が何をしたか、男達は全く気付いていないようで。


近付いた男を避けて、デパートの入り口に向かおうとする俺を男が止めに入る。


「ちょっとちょっと、何無視して……くれ……」


男の手が、俺の左肩に触れたと同時に背後でドサドサと音が聞こえた。


「は!?お、おいマサル!!バラバラ!?」


「な、何しやがったこいつ!」


身体を斬られて死亡した仲間を見て、男達に動揺が走る。


「俺は弱いんだろ?だったら殺してみろよ。今の動きが見えなかったのなら、お前ら死ぬぞ」


こんな事を言うつもりはなかったのに、頭の中に浮かんだ言葉が口を突いて出る。


「ふ、ふざけんじゃねぇ!これだけの人数を相手に勝てると思ってんのかよ!!」


見回してみると6人。


たったこれだけの人数で俺に勝てると思っているのか。


などと言ったところで、この手のやつらは理解しないだろう。


「思ってるよ。葉山にも勝てない弱いガキだけどな」


言い終わるより早く飛び出した俺は、男達の眼前で日本刀を振り抜いた。


一振りで二人、胴が切断される。


だけど、斬られた本人はそれに気付いていないようで、俺は残りの男達にも刃を浴びせた。