二人が、斎藤にどう扱われていたかは俺には分からない。
明美さんなんかは特に、斎藤を信じ切っているみたいだし、肉体関係を持ったのかもしれないと勘繰ってしまう。
婚約者がいるって言っていたのに、そんな事をしたのかと。
「だって、そうとしか思えないじゃない!この現場を見れば、真治君が言っている事が正しいって!私は和馬を殺したのが誰でも良いわけじゃない……本当に和馬を殺したやつを殺したいの!」
涙を流して明美さんを見る奈央さんの悲痛な叫び。
それは、まだ迷っている明美さんの心にどんな影響を与えたのか。
そう言い終わった後、亡骸を移動させようとする奈央さんに、俺は近付いた。
「手伝います。一人じゃ重いですから」
「うん……ありがとう。真治君」
俺が新崎さんの脇を持って、奈央さんが脚を持つ。
窓際のソファ。
そこに新崎さんを寝かせる為に。
「そんな事ない……」
新崎さんの亡骸をソファに置いた時、明美さんがボソッと呟いた。
「そんな事ない!奈央はそいつに騙されてるだけなんだ!もう良いよ!!私、斎藤さんに会って来る!」
明美さんは……分かってくれなかった。
明美さんなんかは特に、斎藤を信じ切っているみたいだし、肉体関係を持ったのかもしれないと勘繰ってしまう。
婚約者がいるって言っていたのに、そんな事をしたのかと。
「だって、そうとしか思えないじゃない!この現場を見れば、真治君が言っている事が正しいって!私は和馬を殺したのが誰でも良いわけじゃない……本当に和馬を殺したやつを殺したいの!」
涙を流して明美さんを見る奈央さんの悲痛な叫び。
それは、まだ迷っている明美さんの心にどんな影響を与えたのか。
そう言い終わった後、亡骸を移動させようとする奈央さんに、俺は近付いた。
「手伝います。一人じゃ重いですから」
「うん……ありがとう。真治君」
俺が新崎さんの脇を持って、奈央さんが脚を持つ。
窓際のソファ。
そこに新崎さんを寝かせる為に。
「そんな事ない……」
新崎さんの亡骸をソファに置いた時、明美さんがボソッと呟いた。
「そんな事ない!奈央はそいつに騙されてるだけなんだ!もう良いよ!!私、斎藤さんに会って来る!」
明美さんは……分かってくれなかった。



