殺戮都市

「和馬をどうして……和馬は、あなたにこの街での生き方を教えてくれた人じゃない!それなのにどうして殺したの!?」


新崎さんを失って、奈央さんも明美さんも必死に生きて来たんだろうな。


自分では弱いと言っていた新崎さん。


だけど、兄のようで、父のようで、頼れる存在だった。


腐ったやつらばかりのこの街で、そんな人を失うのがどんなに辛い事か。













「斎藤さんが言っていたよ。真治君が、死神と一緒になって新崎さんを殺したって。斎藤さんは守ろうとしたけど守り切れなかったって」













は?


何だそれ。


話が全然違うじゃないか。


斎藤がこの二人に言ったのなら、自分が悪いようには言わないだろうけど……。


真実がまるで違う。


「騙されてます!俺が新崎さんを殺したんじゃない!斎藤が殺したんですよ!」


「そんな嘘は聞きたくない!!知ってるんだよ?死神は北軍の人間だって。敵と一緒にいた真治君なら、新崎さんを殺す理由があるじゃない!ソウルがもらえるもんね。でも、同じ軍の人間を殺してもソウルは増えない。だったら、斎藤さんが新崎さんを殺す理由がないじゃない!」