……意識が、戻って来る。
何もなかった暗闇に、突然光が射したように明るくなって。
またあの部屋で生き返ったんだと思うと同時に、俺は飛び起きて日本刀を引き抜いた。
死んで、生き返った俺を斎藤が殺そうするかもしれないから。
だけど、そこに斎藤の姿はなくて……。
「おはよう、真治君」
代わりにいたのは、奈央さんと明美さんだった。
あの騒ぎで、俺と斎藤が戦っている事が分かったのか?
久し振りの再会なのに、二人に笑顔はない。
「奈央さん、明美さん、無事だったんですね」
ハハッと笑って、日本刀を片付けて、二人に近付こうとした時……。
「動かないで!」
そう言い、明美さんがボウガンを俺に向けたのだ。
「え、な、何ですか?冗談はやめてくださいよ」
「私達じゃなくて、真治君に冗談だって言って欲しいわね。話次第では、私は真治君を許さない」
何の事だ……俺が、新崎さんを見殺しにしてしまった事を言っているのか。
だとしたら、俺に弁解なんて出来ない。
格好の悪いいいわけなら、どれだけでも並べられるけど。



