殺戮都市

「クソガキがっ!このまま生きてられると思うなよ!!テメェは……俺を敵に回したんだからな!!」


激痛に顔を歪めながら、残った左手を上げて構える。


東軍にいても、南軍にいても俺は命を狙われるって事か。


だけど、そんな事はどうだって良い。


恵梨香さんと行動を共にした時から、俺は南軍の人間にも敵とみなされていたんだから。


「斎藤……殺してやる!!こんな所でお前なんかにやられるわけにはいかないんだよ!!」


ズキンズキンと、左腕の痛みが全身を駆け巡る。


少しでも気を抜けば、あっという間に気を失ってしまいそうな状況の中で、俺は吠えた。


血が……失われている為か、頭がフラフラする。


時間が経てば……斎藤よりも先に俺が死ぬ。


そうなる前に斎藤を殺して、俺が優位だという事を示しておかなければ。


















生き返った時に、また殺されるかもしれない。



















「上等だクソガキが!!テメェなんぞが俺をやれると思うなよ!!」


俺の言葉に激昂し、自分が上であるという事を示さんばかりに左の拳を引いた斎藤。


俺もまた、残った力を振り絞り、日本刀を頭上に構えた。