殺戮都市

「まあ良い。シャワーを浴びながら考えていたんだが……身体を休めた後、そこのデパートに潜入するぞ」


やっぱり……キングがあるかどうか気になるのだろうか?


キングを破壊する事が目的ではないと言っていたけど、やっぱりそれが目の前にあると気になるんだろうな。


ドカッとソファに腰を下ろした恵梨香さん。


気付けば下着は身に付けているものの……まだ目のやり場には困る。


「破壊……するつもりですか?」


本来の目的はそれだけど、俺としては破壊してほしくない。


そんな風に考えるのは……甘いのかな。


「いや、破壊するつもりはない。ただ、万が一の交渉材料になるなら、キングの場所を突き止めておくのは有効な手段だと思ってな」


理沙に会う事だけを考えている俺とは違う。


先々の事まで考えて、今何をすべきかが分かっている。


そんな印象を受けた。


「わ、分かりました。そう言えばそこの部屋が仮眠室みたいですよ。三人で使ってください。俺はソファで寝ますから」


「ではそうさせてもらおうかな。亜美は私が連れて行くから、このソファを二つくっつければ寝返りも打てるだろう」


そう言いながら立ち上がった恵梨香さんは、亜美を抱え上げて仮眠室に向かった。