殺戮都市

「あ、じゃあ私入ろうかな?血をいっぱい浴びちゃったし」


やっと優が俺から視線を逸らした。


と同時に立ち上がり、俺に見せ付けるように制服を脱ぎ始めたのだ。


「お、おい!ちょ、ちょっと……」


思わずうつむいて、それを見ないようにするけど……俺の視線の先に服を脱ぎ捨てる。


「コラコラ!真治少年の前で裸になるとは何事だ!もっと恥じらいを持て!」


恵梨香さんが言うな!!


どの口がそんな偉そうな事を言っているんだよ!


裸族の元祖はあんただ!


「別に良いでしょ、減るもんじゃないんだし。あ、真治少年、何なら一緒に入る?」


「入らねぇよ!」


二人して俺を馬鹿にして……一体どういうつもりだ。


この街ではこれが普通の事かもしれないけど、俺は全然馴染めない。


バタンとドアが閉まる音が聞こえて、優がシャワールームに入ったのが分かった。


脱ぎ捨てられた制服と下着……俺はそれを避けるように移動して、イスに腰掛けた。


「何だ、私がシャワーを浴びている間に随分親しくなったものだな。少年もなかなかやるじゃないか」


「俺は何もしてないんですけど……どうして優があんな事を言ったのかも分からないです」