殺戮都市

窓の外を見ていても視線を感じる。


チラリと優を見てみると、ポーズを崩さずに俺を笑顔で見ているのだ。


「え、えっと……寝る所あるか?少し身体を休めようかな」


優の視線を気にしていると落ち着かない。


さっき「見せてんだよ」と言ってパンツが見えていた時とは違って、今、本人が気付いていなくて見えているのは気まずい。


「どこだって良いんじゃない?床でもソファでも。そこのドアの向こうに仮眠室?があるけど、あの人に使わせた方が良いんじゃない?」


そう言ってシャワールームを指差す優の言葉に、反論など出来ない。


仮眠室なんてものがあるなら、恵梨香さんと亜美と優に使ってもらって、俺はここのソファで寝た方が良いな。


……恵梨香さん、早く出て来てくれ。


ずっと優に見られてるのは落ち着かないから。


そう思っていると……。


「ふう……スッキリした。次は真治少年か?優か?さっさと入って身体を休めろよ」


バスタオルで髪を拭きながら、身体を全く隠そうとせずに恵梨香さんがシャワールームから出て来たのだ。


何でこの人は前を隠さないんだ。


優と亜美だけならともかく、俺はいないとでも思われてるのか?