殺戮都市

戦闘が終了したのは、それから1時間も後の事だった。


侵攻した北軍の人間は、それよりも随分前に東軍に取り囲まれて死亡した。


捕まる前に自決したと、恵梨香さんが話してくれた。


戦闘が終わって、窓際から離れた恵梨香さんはデスクに座ってフウと溜め息。


「優、ここに風呂やシャワールームはあるか?なければ流しでも良いんだが」


「え?ああ、そこのドアがシャワールームだよ。で、そっちのドアがトイレ」


通気性の悪いスーツを着ているんだがら、汗もかくよな。


そんな事を考えている俺の前でメットを脱ぎ、長い髪を露わにする恵梨香さん。


透き通るような白い肌、美しい髪……何度見ても綺麗だ。


「ちょ……ちょっと、何よこの美人!反則じゃないの……顔なんて隠さなくても良いじゃない。男達が嫌ってほど言い寄って来るよ!?」


「言い寄って来られると困るんだ。まあ、偶然バイクに乗っている時に登録したのが幸いだったかな」


そう言ってメットをデスクの上に置き、スーツのファスナーを下ろし始めたのだ。


徐々に白い肌が露出して行く。


……また俺がいるのに脱ぎ出したよ。


見たいという気持ちと、見てはいけないという気持ちがせめぎ合っていたけど、結局俺は顔を伏せた。