殺戮都市

「ぎゃあああああああああっ!!う、腕がああああああっ!!」


腕がなくなっては傷口を押さえる事も出来ない。


身体をクネクネとよじらせて、痛みに悶える男。


「うるさい。他のやつらが駆け付けたらどうするつもりだ」


叫ぶ男に詰め寄り、容赦無くトンファーを頭上から叩き付けた恵梨香さん。


なす術なく頭部を破壊され、地面に崩れ落ちた男を見て、女子高生達の顔に恐怖の色が浮かぶ。


「ちょ、ちょっと……マジで勘弁してよ!ソウルがもうないんだって!」


女子高生三人では、俺と恵梨香さんには勝てないと思ったのだろう。


武器を取り出さずに、端末を俺達に向けてソウルの残りを見せる。


俺はこれに弱い……。


俺が殺してしまえば、生き返る事が出来ないと考えると、逃がそうという気になってしまうから。


だけど、恵梨香さんは違った。


「ダメだ。私の前に敵意を持って現れた事を後悔するが良い」


本当にこの人ははっきりしている。


今言ったように、敵意を持って現れるやつには容赦しない。


だけど、敵意がなければ不思議なほど話が通じる人なのだ。


「ちょっ……マジで勘弁だって!優!あんたはさっき殺されてないんだから!後は任せた!」