殺戮都市

こういうやつがいるから、亜美は一人になってしまったんだ。


亜美を守る為に、お姉ちゃんは弓長に尽くして。


そして死んでしまった。


こいつが直接的な原因じゃないにしても、男全てがそうだと思われるような言動に怒りを覚える。


「戦えよ!何の為に契約してんだよ!うちらを守る約束だろ!!」


女子高生も腹を立てている様子で、後ろから男を蹴っている。


この場に、男の味方はいなくなっていたのだ。


「滑稽だな。大して強くもないのに、出来もしない約束をしてしまうとは」


「う、うるせぇっ!!お前らを殺せば良いだけだろうがっ!」


そう叫んで取り出したのは……ノコギリ。


やっと自分で戦う気になったのだろうけど、それを持つ手が震えている。


そして……。


俺なら殺せると判断したのか、武器を振り上げた男が飛び掛かって来たのだ。











こいつは……全然恐怖を感じない。












怒りが勝っているからか、それとも本当にそう思うのかは分からない。


男が武器を振り下ろすよりも早く、俺の日本刀が男の二本の腕を切り飛ばした。


なくなった腕を振り下ろして……男はやっとそれに気付いたようだ。