殺戮都市

大当たり。


どこに行っても、恵梨香さんは死神と呼ばれてるんだな。


「そんなわけないじゃん。死神だったら外にいるやつらを殺してるっつーの。なんでこんな所でコソコソうちらの話を聞いてるわけ?」


だから、それはお前らが勝手に話しているだけだろうが。


などと心の中で突っ込みながら、俺はその時を待った。


女子高生二人がカウンターに手を突いて、中を覗き込む。


「あら?死神じゃないよね?ガキじゃん。それも女の子」


「寝てるね。こいつ、こんな所で何してんの?」


手首の光で、敵ではないと判断したのだろう。


このまま……興味を無くして席に戻ってくれれば、俺達が飛び出す必要はないのに。


そう考えていた時だった。













「丁度良いんじゃない?ほら、富尾のおっさん、幼女趣味だろ?こいつを売れば何回かハイエナさせてくれるよ」


「あー、あんた頭良いね。小学生くらい?レアだもんね」

















などと話しながら、亜美を捕まえようとこちらに向かって歩いて来たのだ。


こいつら……。


あまりにも酷い話の内容に、俺は怒りを覚えて日本刀を引き抜いた。