殺戮都市

まあ、恵梨香さんが何をしようとしていても、今は亜美の居場所を見付けないといけない。


「理沙が……どこかにいるはずなんです。会う事さえ出来れば、亜美を頼めるかもしれないです」


それくらいしか思い付かない。


東軍の知り合いなんて理沙しかいないし、他の全ての人は俺を殺そうとしているようにしか見えないから。


「どうやって探すつもりなんだ?普段は建物の中にいるだろうから、探しようがないと思うぞ?」


外に出るとしたら、戦闘準備時間と戦闘終了後。


でも、その時間は周りにも人がいて、仮に理沙を見付けたところで接触は難しいだろう。


「それは……その時考えます。理沙に会えなかったら意味がないですから」


「そうか。まあそれも良いだろう。だけどな少年、もしもこの子を預かってくれる人が見付からない場合は……私は連れて行かないからな」


自分の身を守れる人でなければ……という事か。


俺に、この喫茶店まで来るように言ったのも、それを確かめる為だった。


死なずに辿り着いたから俺の事は認めてくれたんだろうな。


だけど亜美は違う。


俺だって連れて行きたくはない。


置き去りにした方が、死の危険性は少ないと思うから。