だが、その均衡はあっさりと崩れた。
俺の周りを、円を描くように移動していた男。
その動きに合わせて移動していた俺の脚に長椅子が触れ、思わずそれを見てしまったから。
ほんの一瞬。
その一瞬の隙を突いて、男が接近して鉈を振り下ろした。
「くっ!」
日本刀を素早く振り上げ、何とかガードするけれど、それこそが囮だった。
武器を頭上に上げて、ガラ空きになった腹部に、男の蹴りが襲い掛かる。
防御も回避も間に合わない。
強い衝撃を腹部に受け、長椅子に脚を取られて倒れた俺は、慌てて立ち上がろうとするけれど、そう上手く行くはずはなかった。
男の追い打ち。
倒れた俺に、上から踏み付けるような蹴りが襲い掛かる。
何度も何度も、意識が飛びそうなほどの衝撃が身体を駆け巡る。
「オラオラ!死ねると思うなよ!?テメェはサンドバッグだ!」
踏み付けていた蹴りが、今度は腹部を蹴り上げる物へと変わり、絶体絶命のピンチ。
この状況から早く抜け出さないと……消耗するだけだ。
「ああああああああああっ!!」
俺がやられたら、亜美も酷い目に遭うかもしれない。
その思いが、咆哮となって俺の口から飛び出した。
俺の周りを、円を描くように移動していた男。
その動きに合わせて移動していた俺の脚に長椅子が触れ、思わずそれを見てしまったから。
ほんの一瞬。
その一瞬の隙を突いて、男が接近して鉈を振り下ろした。
「くっ!」
日本刀を素早く振り上げ、何とかガードするけれど、それこそが囮だった。
武器を頭上に上げて、ガラ空きになった腹部に、男の蹴りが襲い掛かる。
防御も回避も間に合わない。
強い衝撃を腹部に受け、長椅子に脚を取られて倒れた俺は、慌てて立ち上がろうとするけれど、そう上手く行くはずはなかった。
男の追い打ち。
倒れた俺に、上から踏み付けるような蹴りが襲い掛かる。
何度も何度も、意識が飛びそうなほどの衝撃が身体を駆け巡る。
「オラオラ!死ねると思うなよ!?テメェはサンドバッグだ!」
踏み付けていた蹴りが、今度は腹部を蹴り上げる物へと変わり、絶体絶命のピンチ。
この状況から早く抜け出さないと……消耗するだけだ。
「ああああああああああっ!!」
俺がやられたら、亜美も酷い目に遭うかもしれない。
その思いが、咆哮となって俺の口から飛び出した。



