殺戮都市

後悔するくらいなら、自分がこうだと思った事をしろ。


どうしてもっと早くその言葉を言ってくれなかったんだ。


理沙と出会う前に行ってくれれば……無理矢理にでも引き止めていたかもしれないのに。


すがるような想いで部屋を飛び出した俺は、エレベーターへと急いだ。


廊下を走り、そこに到着すると、ドアは閉じかけていて……。


慌てて隙間に手を挟んでそれを制止した。


「……お別れだと言っただろう。真治少年」


呆れたように首を横に振る恵梨香さん。


「俺は……恵梨香さんと一緒に行きます。東軍に行くんでしょ?だったら連れて行ってください!」


どうやって東軍に行くのか、俺には分からない事を恵梨香さんは知っている。


もしも東軍で理沙に会う事が出来たら、無理にでも一緒に来させようと思っていた。


「あのなあ、分かっているのか?東軍だぞ?南軍である少年が万が一捕まれば、死ぬ事も許されずに拷問され続けるんだぞ?キングの位置を知らなくてもな」


そう考えると恐ろしいけど、このまま何もしなければ、それこそ後悔するだろうから。


「やってから後悔します!だから連れて行ってください!」